聖路加国際病院

St Luke's International Hospital

呼吸器内科

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診療内容・特徴

肺がん、呼吸器感染症(肺炎など)、気管支喘息、間質性肺疾患、肺気腫、睡眠時無呼吸症候群の診療には特に力を入れています。また、肺がんについては、地域がん診療連携拠点病院に指定されており、初回治療から緩和ケアまで一貫性のある質の高い治療を提供しています。

対象症例・得意分野・専門分野

  • ほとんどの呼吸器疾患に対応できる診療を行っています。
  • 肺がん、肺炎などの呼吸器感染症、気管支喘息、間質性肺疾患、肺気腫(COPD)治療、睡眠時無呼吸症候群の診療に力をいれています。
  • 当院は地域がん診療連携拠点病院に指定され、呼吸器内科では肺がんstage ⅢB、Ⅳの症例を中心に、初回治療から緩和ケアまで一貫性のある治療を提供しています。
  • 当科は肺疾患の治療のみならず全人的ケアを重視し、総合病院の利点を生かした質の高い治療を心がけています。
  • 研修医教育にも力をいれ、臨床研究も活発に行っています。
  • 新薬の治験も随時行っています。

診療実績

2010年の外来患者数はのべ17689人でした。入院患者実数は799人で、平均在院日数は17.0日でした。

当院は東京都・中央区という都心に位置しており、全国各地から患者さんが来院されます。多くは中央区・江東区・江戸川区・世田谷区・港区・杉並区からの患者さまで、都外では千葉県・埼玉県・神奈川県から来院さている患者さまもいらっしゃいます。

また、アメリカやインド、韓国、フィリピン、中国などの国籍を持った患者さんも通院されています。 通院されている患者さんの疾患の主な疾患の内訳は喘息705人、肺気腫(COPD)294人、胸部レントゲン異常影291人、肺炎241人、睡眠時無呼吸症候群185人、肺がん180人、間質性肺炎170人、気管支拡張症84人、非結核性抗酸菌症(確定例のみ)72人、結核(確定例のみ)50人、サルコイドーシス(病理確定例のみ)43人、結核性胸膜炎(確定例のみ)14人、でした。

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外来化学療法(オンコロジーセンター)

肺がん診療において、初回治療から緩和ケアまで一貫性のある治療を提供しています。当院では早くから外来化学療法を導入し、肺がん診療では最新の治療も外来を中心に行っています。

オンコロジーセンターでは、がん専門薬剤師、がん専門看護師が常駐し、常に患者さまにあったきめ細かい医療を提供しています。
また、呼吸器内科医師・薬剤師・看護師(外来・病棟・緩和ケア科)が月に1回定期的に集まって、肺がん患者さんすべてについて、治療や看護に関連する問題点を検討しています。

喘息クリニック

専門看護師が喘息に対する正しい知識や吸入方法、発作時の対応について時間をかけて説明します。

入院診療

2009年の入院患者数は813人でした。症例の内訳は肺がん196例、肺炎178例、間質性肺炎53例、気管支喘息50例、などでした(下表参照)。

入院患者数

2009年入院患者疾患名内訳
疾患名・入院目的
肺がん 196
市中肺炎 178
気管支鏡検査入院 85
間質性肺炎 53
気管支喘息 50
慢性閉塞性肺疾患 29
睡眠時無呼吸症候群 28
慢性呼吸不全 26
肺結核 24
非結核性抗酸菌症 18
喀血 16
気胸 12
気管支拡張症 7
急性呼吸不全 7
膿胸 4
サルコイドーシス 4
過敏性肺臓炎 4
肺アスペルギルス症 4
びまん性汎細気管支炎 3
急性気管支炎 3
結核性胸膜炎 2
縦隔気腫 2
その他 57
合計 813

チーム医療

特に呼吸器領域は医師・看護師・薬剤師・コメディカル(放射線技師・検査技師・リハビリ・ソーシャルワーカー等、)の協力が重要な分野です。

当院に入院される患者さんは高齢の方も多く、呼吸器疾患に限らず心臓病などの循環器疾患、糖尿病、脳梗塞後遺症などの合併症をお持ちの方が多くいらっしゃいます。当院では"内科"の特色を生かし、迅速な他科との連携で患者さまへトータルケアを提供しています。その他"総合病院"の特色を生かし、外科や整形外科、皮膚科、眼科、耳鼻科など全科と連携をとり、肺だけではなく、全身ケアが可能な体制を確立しています。  リハビリテーション科のページはこちら

看護師・薬剤師との連携

肺がん治療において、毎月1回、医師と看護師(外来・病棟・緩和ケア)、薬剤師が集まり、当院通院中の全ての肺がんの患者さまに対するカンファレンスを行っています。医師のみならず、看護師や薬剤師が将来的な治療方針・肺がんの患者さまが抱える悩み・治療の問題点などを共有することにより、全人的ケアができるようになりました。

ソーシャルワーカーとの連携

退院後、どこで治療を継続するのかはとても重要なことです。この問題に対応してくれるのが、ソーシャルワーカーです。転院が必要な患者さんにはおいては、当院ではソーシャルワーカーが週に1回、呼吸器内科の回診につくことによって、病状の理解・問題点を的確に把握し、より患者さまにあった転院先の紹介をさせて頂いております。

訪問看護ステーションとの連携

肺気腫(COPD)などの慢性呼吸不全の患者さんに対しては、在宅酸素療法(HOT)や非侵襲的陽圧換気療法(NPPV)の導入を行っています。在宅治療において、当院訪問看護ステーションと提携し、退院後にケアが必要な患者さまに対しては訪問看護ステーションを通して週に1回~2回の訪問を行っています。訪問看護ステーションと主治医との綿密な連絡を取ることによってより在宅での治療が可能となるようにしています。

主な設備・検査

  • X線(単純、CT:320列1台、64列1台、16列1台)
  • MRI(3.0T 1台、1.5T 2台、1.0T 1台)
  • 核医学検査
  • 気管支ファイバースコープ
  • 超音波気管支鏡(EBUSを含む)
  • 胸腔鏡
  • 放射線治療(リニアック)など

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医師名/曜日
蝶名林 直彦    
西村 直樹
(第1・3週のみ)
 
仁多 寅彦   AM
冨島 裕    
北村 淳史    
内山 伸        
山野 泰彦
(第1・3週のみ)
   
石川 源太    

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    About Pulmonary Department : 呼吸器内科英語サイトはこちらをご覧ください。

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当科所属者が主著者である原著論文(2007年以降)

日付 雑誌名 論題 発表者
2010年発行 アレルギー 救急外来における気管支喘息患者の実態と吸入ステロイド薬処方の影響-多施設コホート観察研究- 蝶名林直彦、杉山公美弥、加藤政彦、木村輝明、望月博之、安場広高、吉原重美、福田健、森川昭廣、足立満
2009年発行 日本呼吸器学会雑誌 肺炎類似の画像所見を呈した侵襲性肺アスペルギルス症の2剖検例 堀之内秀仁, 山雄さやか, 後藤慎平, 仁多寅彦, 西村直樹, 鈴木高祐, 蝶名林直彦
2009年発行 The New England Journal of Medicine Infecton 57 years after plombage S. Gotoh, N. Chohnabayashi
2009年発行 BMJ Case Reports Organising pneumonia after near-drowning N. Uchiyama, R. Suda, S. Yamao, H. Horinouchi, R. Sugiura, Y. Tomishima, T. Jinta, N. Nishimura, and N. Chohnabayashi
2008年発行 General Medicine Influence of Resident's Workload, Mental State and Job Satisfaction on Procedural Error: a prospective daily questionnaire-based study Horinouchi H, Tokuda Y, Nishimura N, Terai M, Takahashi O, Ohde S, Ishikawa R, Fukui T
2008年発行 European Respiratory Journal Adrenal function in patients with community-acquired pneumonia Gotoh S, Nishimura N, Takahashi O, Shiratsuka H, Horinouchi H, Ono H, Uchiyama N, Chohnabayashi N
2008年発行 The Journal of Medical Investigation Gemcitabine plus UFT combination chemotherapy as second- or third-line therapy in non-small cell lung cancer: a pilot study Nishimura N, Sugiura R, Ueda H, Ono H, Horinouchi H, Uchiyama N, Chohnabayashi N
2007年発行 アレルギー 中等症気管支喘息における最適な治療薬の検討 片岡明久, 西村直樹, 内山伸, 小野宏, 岸潤, 蝶名林直彦

関連著書

症例から学ぶNPPV-チーム医療の役割分担

症例から学ぶNPPV-チーム医療の役割分担

価格:¥6,300

蝶名林 直彦

克誠堂出版 2010年 5月

NPPV(非侵襲的陽圧換気)を成功させるにはどのようにすればいいのか。具体的な症例を例示しながら医師、看護師、など各職種の役割を示します。

肺HRCT

肺HRCT

価格:¥19,950

W.Richard Webb (著), Nestor L. Muller (著), David P. Naidich (著), 蝶名林 直彦 (監修)

丸善 2010年 4月

肺の高分解能CT(HRCT)読影におけるバイブルともいえる原書を、聖路加国際病院関係者のチームで本邦初の翻訳をしました。美しい写真と図が満載で、ベストセラーとなっています。

NPPVハンドブック

NPPVハンドブック

価格:¥3,990

蝶名林 直彦 (編集), 聖路加国際病院呼吸療法チーム

医学書院 2006年 5月

聖路加国際病院で展開されている、医師・看護師・臨床工学技師らにより組織されたチーム医療としての呼吸療法の実践を解説。NPPV(非侵襲的陽圧換気療法)を安全に行うための正しい知識と適切な対応を明らかにする。

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